剣道とキリスト教

小野派一刀流

「小野派一刀流剣術」(YouTube 動画)

「小野派一刀流剣術」YouTube 動画)

宗家:笹森建美先生(日本基督教団 駒場エデン教会 牧師)
 
以前、2本のDVD「小野派一刀流剣術」「一刀流極意」は購入していますが、YouTube のオリジナルの映像、高画質なので時々見ています。
 
お二人の弟子の方々(免許皆伝)の「目付け」「剣さばき」「体さばき」「理合」などなど、本当に鮮やかですね!
 

小野派一刀流 其ノ三
https://youtu.be/OyC6doMjpBw?si=LqM9I9HkXH2AW2ux
 
・笹森建美先生
https://youtu.be/azLEvUG1pL0?si=55OB1lHr3IbMm2u4

 





 
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キリスト教と武士道 ― 信仰と生死 ―
  駒場エデン教会牧師  笹森 建美
https://piyo-bible.com/Kendo/files/kirisutokyo-to-bushido.html

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「一刀流極意」のDVD

注文していた笹森建美先生の「一刀流極意」のDVDが届きました。

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以前、お父様の笹森順三先生が著された「一刀流極意」の本は手に入れていましたので、これから書籍と映像で剣道の奥義を深めていけそうです。

「小野派一刀流」の大太刀50本の内の10本が収録されています。

収録は、笹森牧師の日本キリスト教団 駒場エデン教会の礼拝堂(道場)でされています。

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必勝の神機

「剣道とキリスト教」(第5回)

『必勝の神機』
〜「気理合一」を目指して〜

最近、小野派一刀流 宗家の笹森順造先生のいくつかの 言葉を思い起こします。
「必勝の神機」、「気理合一」、「日本人の取らざるところ」・・・。
 
「必勝の神機」とは、何でしょうか?
剣道の教えと、聖書の奥義「圧倒的な勝利」について、お話しします。


2021-7/12
・YouTube 動画:16

「気理合一」を目指して


「気理合一」を目指して

最近、小野派一刀流 宗家の笹森順造先生と息子の笹森建美先生(駒場エデン教会 牧師/2017年 8月15日 召天・84歳)のいくつかの 言葉を思い起こします。


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・クリックすると、拡大します。
A-剣道時代_1976-04_笹森順三先生をしのぶ_a
 
本多庸一(津軽藩・横浜バンドの一人)から影響を受けて弘前教会で笹森要蔵の長男卯一郎が洗礼を受けました。そして、要蔵の末子、笹森順造先生(駒場エデン教会牧師、笹森建美先生の父)は、「母の懐に抱かれながら、神様の話を聞いて、自然に神様を信じるようになった」と話されていたとのこと。
今、笹森順造先生の『日本人のとらざるところ』の言葉を最近、とみに思います。

「危急に臨んで気が騒ぐと、みずから敗を招くことになる。」

新型コロナウイルスの世界的な感染拡大(パンデミック)の2020年。そして、アメリカの大統領選を始め、日本、ヨーロッパ、中国、アジアなどの国際政治や株式・金融市場、企業や組織、各職場の動向など。
また、コロナ第三波のなかで、先が見えない私たちの市民生活。
心騒ぐことの多い中ですが、「われらはつねに真鋭を尊び、気理合一を目差してはげみ、そこに初めて必勝の神機が出てくることを求めて進む」ものでありたいと願います。
 

「必勝の神機」とは、笹森順造先生がキリスト者であられることを思うと、明らかに、聖書のあの教え、あの言葉を踏まえておられるのだと思います。

聖書の「あの教え」、「あの言葉」とは・・・、


「わたしがこれらのことをあなたがたに話したのは、あなたがたがわたしにあって平安を持つためです。あなたがたは、世にあっては患難があります。しかし、勇敢でありなさい。わたしはすでに世に勝ったのです。」
 (イエス・キリストのことば/ヨハネの福音書 16章33節)
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だれが、私たちをキリストの愛から引き離すのですか。苦難ですか、苦悩ですか、迫害ですか、飢えですか、裸ですか、危険ですか、剣ですか。
・・・・・
しかし、これらすべてにおいても、私たちを愛してくださった方によって、私たちは圧倒的な勝利者です。
 (ローマ人への手紙 8章35〜37節:使徒パウロがローマの教会に宛てた書簡)



以下は、2016年の 4/16 に 「剣道とキリスト教」のブログや、facebook に投稿した一文です。

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「日本人のとらざる所」

 (2016 416日)

昨日(4/15)の川西市剣道協会(本部道場)での練習の合間に、今年89歳になられる師範が二人の方に語っておられました。
私も、すぐ横で正座していたので、拝聴させていただきました。
「理合(りあい)のわからぬままに七段で終えてしまう者もある。」

剣の道はなかなか厳しいものと、あらためて思わされました。 
帰ってから、久しぶりに笹森順造先生の『剣道』の本を取り出し、幾つかの項目を読んでみました。
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付録 三、剣道・しない競技用語解説
・「理・り」----- わざを出す心の働きにかなう道理。この理に従って機会に乗ずること。 
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第二編 競技指針
 二、技術編
第二章 稽古の進め方
(乙)心術
 第四節 心気理機術の五格
  三、気理合一
 まず気を静めて相手に対する。危急に臨んで気が騒ぐと、みずから敗を招くことになる。たとえば水動いて魚驚くようなものである。平常から気を丹田に納め、驚、怖、惑、疑、憶、侮、驕の七病を去り、敢然として、理の則るべき端を捉え得るようにならなければならない。
 豪気も正理を逸すると百害あって一利ない。たとえば、流水原野に流れても、横溢氾濫したのでは田畑人畜に禍いを流すのみである。理に則り道によって奔れば発電、灌漑、飲料みな役に立つ。
 稽古における気合も強弱、虚実、掛引などに使うよりも最も大事なことは理によって勝つことである。打突の技にしても、理合正しく筋道正しく法に則って使うと、止むに止まれぬ尊い勝が出る。
 希勝や騙打ちはわれらの恥じる所、兵は詭道なりという孫氏の言は日本人のとらざる所である。
われらはつねに真鋭を尊び、気理合一を目差してはげみ、そこに初めて必勝の神機が出てくることを求めて進むのである。

 

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写真:
1. 剣道時代_1976-04_笹森順造範士急逝
2. 剣道時代_1976-04_笹森順造先生をしのぶ
3. 笹森順造 著『剣道』(左)
 佐々木季邦 著『剣道 みちしるべ』(右)

剣道は、究極のコミュニケーション!


剣道は、究極のコミュニケーション!
 
左膝を痛めていたので、剣道の練習はしばらく休んでいました。
今日(12/13)は一ヶ月ぶりに、総合体育館の二階、武道室で行われている、本部道場の練習に参加。
軽めの練習(6割くらい)でセーブしました。 

庄司師範の教え_理合と竹刀の持ち方_2019-1213

92歳の師範と、60歳台のN先生と、本部道場代表のT先生との練習。
早めに、15分くらい前に練習を終えて、面を外して素振りをしていると、近づいて来られた師範が、にこやかに「剣道は精神、理合、許すところ・許さざるところ、の鍛練です。闇雲に打ち込んでは上達しません。」と声をかけてくださいました。
短い時間ですが、いつも、大切な教え。
竹刀の握り方、左手と右手の使い方、打ち方も。 


 
私にとっては、なかなか習得が難しい教え「理合(りあい)」、究極のコミュニケーションの領域です。
 
知ったこと、分かったことと、体得しているか否かは、全く違いますね。
 
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神学校で、神学生たちを前に「キリスト教人間学」(旧講座名・「教育心理学・発達心理学」)を家内と二人で教えていた時のメインテキスト『バウンダリーズ:境界線』(ヘンリー・クラウド/ジョン・タウンゼント 著/中村佐和・中村昇 共訳/地引網出版 / 2004-10/1 発行)のことを思い出していました。
 
この本が出版されて間もない時に、大阪のジュンク堂書店で神学校の授業用にふさわしい本がないか、家内と探しに行っていて、見つけました。(20054月)

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それで、神学校の授業講座名も「キリスト教人間学」に変更。
この講座名で再スタートした頃、翻訳者の中村佐知さん(アメリカ在住)にメールで連絡をして、いろいろアドバイスもいただきました。
 
当時、教会内の対人関係(牧師・役員・教会員)で悩みを抱えたり、心身共に疲れを覚えて通院や休業、退職を余儀なくされた牧師たちの事例が、関西地域の各教団・教派の諸教会でも見受けられるようになっていました。

それから、15年。
対人関係における「バウンダリーズ」の大切さ、良きコミュニケーションを培うことの重要性については、日本の社会でも当然の基本的知識として共有されて来てはいます。
ただ、お互いに、どれだけ「体得」しているかは、別なのかもしれません。
 
教会においても、社会の様々な領域でも、良き人間関係や互いに敬い尊敬する「良きコミュニケーション」を培う(体得する)ことは、本当に大切ですね。
 
聖書の教え、剣道の教えも、共通しています。
 
<聖書の教え>
「愛をもって真理を語り」、「尊敬をもって互いに人を自分よりまさっていると思いなさい。」
 
<剣道の精神・キリスト者の生き方>
 「円満」「柔和に穏やかに」
・小野派一刀流 17代宗家:笹森建美師 の言葉。
 (日本基督教団 駒場エデン教会牧師 / 20178/15 召天)
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